1.はじめに
上田地域産業展(2022.10.21~22)に出展した展覧品「モグラたたきゲームボード」を紹介します。 マイコンでLEDのボタンを制御するプログラムを考え、製作いたしました。
![](http://www.tokyo-seiden.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/01/mogura1-300x140.jpg)
2.「モグラたたきゲームボード」構成部品
・LEDのボタン
ボタン式のLEDライトを改造してモグラたたきの”もぐら”に見立て、利用しました。
・ケース
ケースは小学生のお子様が遊びやすいように配置とサイズを設計しました。
![](http://www.tokyo-seiden.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/01/mogura3-300x107.jpg)
・基板
PIC 18F25K80マイコンで「LEDボタン」8つを制御する回路を設計しました。他機能は制御ボタン、 RS-232Cインタフェースゲートなども追加しました。 制限時間などをはっきり表示させるため別の電源を使って、ICや部品などに影響を与えないように、 LED電源と他回路部品の電源を分けるためのドライブ回路を追加しました。
![](http://www.tokyo-seiden.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/01/mogura4-300x151.png)
内部構造
![](http://www.tokyo-seiden.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/01/mogura5-300x225.jpg)
![](http://www.tokyo-seiden.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/01/mogura6-300x225.jpg)
制御基板① 制御基板②
![](http://www.tokyo-seiden.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/01/mogura7.png)
回路図
3.「モグラたたきゲームボード」ソフト
・ゲームのロジック![](http://www.tokyo-seiden.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/01/mogura8-300x104.png)
・点灯したボタンを押すと1点追加、消灯しているボタンを押してしまうと1点減点。
・設定した制限時間終了でゲームオーバー。
・8つあるボタンのうちランダムで3ヶ所選択し、
そのボタンが点灯する時間および、その前の準備時間もランダム変数で設計。
次のようにコンフィグを2つ設定しました。設定したことにより最高得点も変わります。
設定 | 結果 |
ゲーム時間:60s 準備時間:5-20s(0.1s) 点灯時間:5-20s(0.1s) | 最高得点:102点 平均点:55点 |
ゲーム時間:30s 準備時間:3-10s(0.1s) 点灯時間:3-10s(0.1s) | 最高得点:29点 平均点:14点 |
4.結果
「モグラたたきゲームボード」は老若男女問わずたくさんの方に遊んで頂けました。
ボタンが固かったり、ボードを強く叩くとボード自体が滑って動いてしまったり、100点以上表示できなかったなど
改善が必要な点もありましたが、皆さんに楽しんで頂けたと思います。