1.概要と特徴
入力電流に対し出力を電圧変換し、製品機器の制御や電力監視、過電流の検出回路などの用途に使用されます。
・広範囲(1A~400A)の電流計測が可能です。
・定格入力電流は10A~100Aまで巻回数により、選択ができます。
・周波数は45Hz~10kHzと広範囲で使用可能です。
・上部のねじを取り外せばコアが分割でき、既設配線に取付けることも可能です。
※入力側がリード線タイプ(トランスタイプ)の製品についてはこちらを参照ください。
2.仕様
※2VAで出力電流精度±1%(50/60Hz)を確保していますので、アナログメータ用の変流器としても使用可能です。
3.代表特性表
図番 CT-BG0127 (出力電流 10mA)
入力定格 100アンペアターン(10A、10回巻き)
4.温度上昇試験
代表製品図番 CT-BG0127
入力電流:100A(1貫通にて試験)
出力電流:10mA 定格負担2VA(20kΩ)
試験周波数60Hz | 入力電流 | ||
測定部位 | 100A | 300A | 備考 |
出力巻線温度上昇(K) | 2.7 | 29.8 | 抵抗法 |
鉄心温度上昇(K) | 1.7 | 16.4 | 温度計法 |
結果:300A連続通電しても使用可能な耐量がございます。
300A時の負荷は、定格負担(2VA)を固定したまま試験をしています。