HB0083

◆概要
 本装置は、インダクタに商用周波数の交流電流と高周波リプル電流を印可し、
 実際に鉄損・銅損を発生させ、コアの特性を含むインダクタの特性を評価する
 電源装置です。

◆特長
 ・インダクタの試験を行うためのコンバータと回生インバータにより構成されており、
  エネルギーを回生させるため省電力です。
 ・入力電圧を可変させることでインダクタへの印加電圧を設定し、
  これによりリップル電流の大きさが変えられます。
 ・リップル周波数は、5kHz~50kHz(0.2kHzステップ)で可変できます。
 ・通過電流( 商用交流電流)は0A~100A(0.1Aステップ)で可変できます。

◆回路ブロック図
hb0083c

◆製作仕様例

図番 PS-HB0083
外形寸法 W600×H1250×D685 (mm 突起部含まず)
質量 約370Kg
入力 電圧 単相AC200V±10%
周波数 50/60Hz
入力容量 約10kVA
インダクタ印加出力 交流電圧 AC50~200V
 電圧調整器により手動にて可変
交流電流 0~100A 0.1A ステップ
リップル周波数 5kHz~50kHz 0.2kHz ステップ
 通電中は可変できません。
リップル電流 最大 50Ap-p(ピーク・ツー・ピーク)
 p-p値は、交流電流値(実効値 Rms)の1/2以下で使用してください。
試験用インダクタ仕様 インダクタンス 0.1mH~2.0mH
電流 0~100A
容量 20kVA以下

◆試験波形例
 条件:インダクタ:0.25mH 、 直流電圧:DC400V 、 インダクタ電流:100Arms
         リップル周波数:5kHz                     リップル周波数:50kHz
 5kHz  50kHz
                 ※交流電圧波形は、電圧調整器の出力電圧です。