こんにちは!
東京精電の吉池です。
梅雨も明け、夏空がまぶしく感じられる頃となりました。
暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
製品についてのご紹介です。
絶縁破壊試験器(AC25kV/500VA)
◆概要
本装置は、2段階の昇圧機能を持った絶縁破壊試験器です。
試験スタート後、定速昇圧し電圧計(デジタルパネルメータ)のLOW電圧設定値に達すると、
タイマ1で設定した時間のあいだ電圧を保持した後、再び定速昇圧しHIGH電圧設定値まで昇圧します。
HIGH電圧設定値に到達後、タイマ2で設定した時間が経過後試験を終了します。
絶縁破壊発生時には出力を遮断し、出力電圧値をホールド表示します。
また、安全装置としてエリアセンサを設けており、範囲内に手などが侵入した場合、出力を遮断します。
耐トラッキング性試験装置
◆概要
有機物を含む絶縁材料で電気部品を作ると表面に微小電流が流れ有機物が炭化して
電気の流れる道(トラッキング)が形成されます。
トラッキングが成長すると火災や感電が問題となります。
本装置は、この劣化を加速試験するものです。
トラッキングとは絶縁物の表面での微小放電の繰り返しにより
炭化導電路が形成され絶縁破壊に至る現象をいい、この起こりにくさを耐トラッキング性といいます。
◆特徴
電極配置、滴下液量、自動滴下間隔、滴下位置間隔、過電流検出、破壊判定時限等の
設定値変更が容易で種々の実験に最適です。
電源部と電極部は分離でき、小型軽量で取扱いも容易です。
試料厚さが異なる場合にも供試台は上下動が可能ですから滴下位置間隔の設定も簡単です。