校正方法について
「変流器の測定方法(校正方法)
計器用変成器 実績データ
当社設計の製作実績品の周波数特性や小電流、電圧時のデータを公開します。
下記実績データとなりますが、各種仕様によっても異なりますので、参考データとしていただきたくお願いいたします。
「変流器の実績特性データ」
「計器用変圧器の実績特性データ」
計器用変成器 取扱い注意説明書
「計器用変成器 取扱い注意説明書」
貫通形変流器(CT)の定格電流について
貫通形CTの定格電流は定格アンペアターン(A)で表示しています。
このアンペアターンとはCTの貫通穴を通る電線に流れる電流の総和を意味します。
1台の変流器で貫通ターン数を変えることにより、複数の一次側定格電流に使用することができます。
式で表すと下記のようになります。
例えば変流器の定格アンペアターンが100A、2次電流が5Aの場合
・1ターン貫通では、一次側に100Aの電流が流れると二次側に5Aが流れます。
・2ターン貫通では、一次側に50Aの電流が流れると二次側に5Aが流れます。
ターン数(巻数)によって精度は変わりません。
1ターン 2ターン
CT-MRシリーズの銘板表示例を下記に示します。
P.CUR.(定格電流) |
100 |
50 |
25 |
20 |
10 |
A |
TURN(ターン数) |
1 |
2 |
4 |
5 |
10 |
|
変流器使用時の注意点について
変流器の原理は変圧器と同様で1次側と2次側のコイルの巻数比で2次電流の値が決まります。
変流器は1次電流が一定の場合、2次電流も負荷の大きさに関わらず一定となります。
2次側負荷を大きくしていくと2次電流を流そうとして電圧はどんどん高くなっていきます。2次側を開放した状態は負荷∞となることから2次側には高電圧が発生し、コイルの絶縁が保てなくなりショートし焼損する可能性があります。
変流器(CT)使用中に二次側を開放することは絶対に避けてください。
計器用変成器とは
計器用変成器は電気計器とともに使用される変成器で、計器用変圧器、変流器、計器用変圧変流器
などの総称です。
さらに、計器用変成器には精度による階級分類があり、標準用、一般計器用あるいは電力需給用などに
区分されます。
計器用変成器が使用される主な目的は、大電流や高圧回路の電気量(電圧、電流、電力)の測定範囲
を拡大し計測に適した電流や電圧に変換することと、計測器などを高圧回路から絶縁することです。
計器用変成器のポイント
計器用変成器にとって、もっとも重要な性能は確度と絶縁特性であります。
当社の計器用変成器は優れた磁性素材、絶縁材料等、多年の経験から蓄積された生産技術により
製作されており、ますます精密化する計測業務に精度と安全をお届けしております。
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