◆概要
本装置は小型分散発電システム用パワーコンディショナーのJET「電気安全環境研究所」認証試験に対応した線路インピーダンスです。
◆特徴
・ 3相3線式で最大100Armsまで流す事ができます。
・ 空芯リアクトルを採用しているので、インダクタンスが変動致しません。
・ 系統模擬で使用する交流電源の内部インピーダンスを考慮した線路インピーダンス調整が可能です。
(端子接続の変更による調整)
・ 単相2線式200Vの試験にも使用できます。
◆用途例
以下の試験項目で使用出来ます。
①定常特性試験
・交流電圧追従…パワーコンディショナー出力が系統の電圧変化に追従しているのを確認。
・周波数追従…パワーコンディショナー出力が系統の周波数変化に追従しているのを確認。
・運転力率…線路インピーダンスを接続してパワーコンディショナー出力の力率を測定
・出力高調波電流…線路インピーダンスを接続してパワーコンディショナー出力の高調波を測定。
・電圧上昇抑制機能…系統電圧が標準電圧に対して規定値以内に維持されるか確認。
②環境適合試験
・伝導障害…指定条件で、パワーコンディショナー出力の高調波成分(5kH~10kHz)を測定。
③耐電気環境試験
・系統電圧歪耐量…電圧歪みを重畳して、パワーコンディショナー運転状態の安定確認と力率を測定。
・系統電圧不平衝…単相3線、3相3線式で、不平衝状態時の定格出力・力率・総合電流歪み率の測定。
◆製品仕様例
図番 | TS-EE0091 |
電流容量 | 100Arms |
出力相数 | 3相3線 |
連結点電圧 | R-S,S-T,R-T間:AC200V |
定格周波数 | 50/60Hz |
インピーダンス | 直流抵抗分:0.027Ω〜0.19Ω±8% 、
インダクタンス分:インダクタンス分:0.033mH〜0.23mH±8% |